RESEARCH REPORT #03 ドライブ×音楽×感情

時間の感じ方をコントロール

 音楽のテンポは人間の時間感覚を変化させることができる。1982年にミリマン教授がテンポの早いBGMと遅いBGMを流して店内のお客さんが移動する時間を計測した。その結果、早いテンポのBGMのときには108.93秒、遅いテンポのBGMのときには127.53秒であった。また、私の行った実験では20秒を感じるのに速い音楽の場合は20秒に満たずに20秒と感じ、スローな音楽では20秒を超えて20秒と認識する傾向があることがわかっている。
 例えば、ドライブ中の渋滞。運転中についイライラしてしまうシチュエーションであるが上記の実験結果を元に音楽のテンポを変えてみてはいかがだろう。120BPM以上の早い音楽をかけているなら、BPM60~80くらいの音楽に変えることで、興奮した心拍数が正常に近づき、落ち着いて時間を感じることができるだろう。

ポイントはいつもよりも音楽により集中して耳を傾けてみるということ。渋滞から意識を音楽に移すことで、イライラする時間を軽減することができる。

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