RESEARCH REPORT #03 ドライブ×音楽×感情

気持ちを前向きにするためのリスニング

 好きな音楽を聴くことで「快」の感情が生まれて、心が軽くなったり、前向きな気持ちになったりすることは誰しも経験があることだろう。これは、大脳辺縁系領域から脳内麻薬物質といわれるドーパミンやβエンドルフィンが分泌されることで引き起こされる。おいしいものを食べることや睡眠の多幸感はこの脳内麻薬物質によるもの。感情はその後の「行動」を決定する要因となる。感情のコントロールは人間が生きていく上でとても重要なこと。快の感情を持つことで、良いアイデアが生まれたり、ストレスなくコミュニケーションを取ることができたりと、前向きに行動することができる。
 やる気中枢ともいわれている「側坐核」の活動を刺激するのもドーパミンの仕業。お気に入りの音楽を自分だけの空間で好きなだけ味わうことで「側坐核」が刺激され、やる気が維持される。音楽には脳内からホルモンを分泌させるという科学的な効果があり、実際に音楽療法という分野でもますますその効果が発揮されてきている。新しいクリエイティブな活動や、「さあ、やるぞ」という前向きな気持ちを生み出したいときには、音楽のチカラを借りてみるのもひとつの選択だ。音楽を聴いたとき、それはあなたの脳で何か変化が起こっているのだ。
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