RESEARCH REPORT #01「記録」をエンタテインメントする

運転する眼が捉える「日常」だけでなく、カメラはすべてを無差別に捉えるため、ドライバーにとって「非日常」的な部分を浮き彫りにする。そこを理解し、映像化するからこそ、cat2525jp氏の作品は強い引力を持っているのだろう。 映像は、単なる「記録」という行為を超えた多くのものを語る力を発揮するのだ。
「記録」に対する、cat2525jp氏のスタンスは明確だ。
「自分が撮りたいものだけを撮る。10人中8人が見向きもしなくても、同じ価値観を持つ2人にすごく気に入ってもらえたらいいんです」。
同氏の“撮りたいもの”は、クルマからの映像とは限らない。都心のベイエリアを走る新交通システム「ゆりかもめ」や、湘南を走る江ノ電の前方を捉えた映像もある。
さらには、立体駐車場に預けた“無人のクルマから観た”
内部の光景を「記録」したものまで。
同氏が求める非日常的なシーンは、日常の至るところに
広がっているのだ。

都心の夜景を捉えた「ゆりかもめ」の先頭からの走行映像 立体駐車場内部での動きも、cat2525jp氏のカメラは「記録」