RESEARCH REPORT #01「記録」をエンタテインメントする

cat2525jp氏は、映像のプロではない。「ごく普通のクルマ好き」だ。「数年前、知り合いが投稿サイトにアップしたドライブ映像を観て『自分もやってみよう』と思ったんです」。
そんなシンプルな理由から、発売されたばかりの家庭用ハイビジョンビデオカメラで撮影を始めた。
「早朝ドライブが好きだったのですが、その楽しさを共有したいという想いから撮影した映像をYouTubeで公開してみました。交通量が少ない時間帯は、その景色を観ている人も少ないということですから」。
当時、まだハイビジョン映像が希少だったのを背景に、同氏の作品はやがて「2ちゃんねる」のまとめサイトにサンプル動画として紹介される。
そこで、火がついた。YouTubeでの再生回数は急増し、
ドライブ映像のベンチマークとして注目を集めるようになる。

同氏にご提供いただいた未公開映像をご覧いただこう。
走行中のクルマから前方を撮影しただけにも見えるが、実は
明確な意図が含まれている。

「事前にテーマを設定し、走行ルートや時間帯を決めるんです。特に非日常性を意識します。日常性を追いかけてもつまらないので」。
それはサプライズ映像を指しているわけではない。
「東京に住み慣れた自分には当たり前の光景を、海外の人は『ビルの合間を縫うように走る映像は珍しい』とコメントします。さらに、自分自身さえ運転中に見慣れているはずの光景を映像で観ると、いろんな発見があるんです」。

  • cat2525jp氏
  • 「Night drive in Tokyo-夜の昭和通り-」
    (初公開)